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平日と同じ時間にセットしたアラームで目覚めた。カーテンをめくると眩しい朝日が目に染みた。

 

新幹線で実家に帰る。9時ごろの新幹線乗り場は年配の人ばかりで驚いた。自分がひどく浮いて見える。混雑する新幹線に乗り込み、しばらくしてやっと席に腰を落ち着けられた。ウトウトしている間に最寄駅に到着。駅には母と姉が迎えにきてくれていた。

 

実家のリビングでホットドリンクを飲みながら母や姉とおしゃべりをしていると兄もやってきて、そのまま彼の車で予約していた温泉旅館へ向かった。

 

長野はところどころ雪が積もっているところもあって、すっかり冬の景色。途中スーパーに寄って店を出ると、まだ夕方だというのに陽が沈み始めており、ぐっと空気も冷え込んだ。

 

宿泊したのは、20年前にも家族で泊まったというこじんまりとした旅館。私たちの他には宿泊客も少ない様で、とても静かだった。夜になると突き刺す様な冷たい空気になって、熱いくらいの温泉がとても気持ちよく感じられた。

 

ぱりっとしたシーツで包まれた布団の上でゴロゴロとしながらテレビを眺めていたら、いつの間にか眠ってしまっていた。