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仕事を定時より1時間早く切り上げ、待ち合わせ場所に急ぐ。友人と恋人と三人でお酒を飲みに行く約束をしていた。

 

持ち込み自由で焼酎が飲み放題という面白いお店で、デパ地下でお惣菜を買い込んでから向かった。畳の部屋にちゃぶ台、テレビと扇風機という店内はまるで誰かの家に遊びに来たようなほどけた気持ちにさせる。

 

恋人が急に私に向かって「今日も可愛いねえ」と言ったから驚いた。あまりそんなことをいう人ではないから、嬉しいというより驚いた。二人きりでいると照れてしまって言葉に出せないが、友人が混じっているとその照れが消えるのだと言っていた。

 

・嫌いなものを受け入れることをしない頑固さがある(この時は新海誠の悪口を話していた)

・ファンタジーに逃げたい、現実から逃れたいというときがある(ロマンチックな出来事やファンタジーが無ければ現実を生きられないと話した)

この二つが私の特徴として挙げられると彼らが話していたのが印象的だった。たしかに、と思う。

 

二軒目の沖縄居酒屋に移ったが、いまいち盛り上がらなかった。友人は大学生のころからの付き合いで、幾度も支えられてきたが、就職後は私とは全く異なる環境で日々を送り、少しずつ変化を遂げているんだなと思うと少し寂しいような虚しいような感覚になった。

 

私のマンションに帰り、恋人と二人でお酒を飲みなおした。早稲田大学応援団のドキュメンタリーを見て彼が本気で感動しているのが面白かった。母校への愛が深くてうらやましい。