0119

まず目が覚めたのは午前9時。母からの荷物が届いたのだ。受けとるとまたすぐにベッドに戻り、次に目が覚めたのは午前12時。

 

ベッドの中で恋人と言い合いをした。一瞬だけ、1年前に彼と大きな言い合いをしたときのことを思い出してゾッとした。あの冷酷な人はいま目の前にいる人と同一人物なのかと思うと恐ろしく思ったけれど、彼も一年をかけて変わっていて、わたしを恐怖に陥れることはもうしない。話し合いはすんなりと片付いた。

 

二日酔いだという彼はベッドでごろごろしていて、わたしもそれに絡みついたり小説を読み進めたり。

 

出掛けるのも億劫で、ウーバーイーツでマクドナルドを頼んで、ふたりしてパジャマ姿のままポテトやナゲットを食べた。

 

私たちは大人だからこんな怠惰で愉快な時間の過ごし方もできる。なんだってやりたいことをやるのだ。