7/10

いくぶん体調も回復したように思えたから、いつも通りの出社。

昨夜ほとんど食べていなかったから、コンビニで買ったおにぎりを朝食にと食べたが最後、激しい腹痛と寒気が襲ってきた。上長との打ち合わせも途中でぬける始末。お客さんが来ての打ち合わせはテーブルの下で厚手のブランケットを腰に巻いて参加するまでになったから、諦めて早退をした。

不調の原因が分からない状態はとても不安を煽る。何か大きな病気なんだろうかとさらに冷や汗をかきながら、インターネットで調べておいた病院に行った。

待ち時間が長かったため一度家に帰り、着替えて再度病院に行く。親しみやすく明るいお医者さんで安心した。いつまでたっても医者という職業への尊敬と憧れがある。小さいころからこの職業に就くことに憧れていた。医師になる夢はもう数年前にすっかり諦めていたはずだけど、誇りをもって仕事が出来ているんだろうなと羨望のまなざしで見てしまう。

感染性の大腸炎だろうとの診断でほっとした。数日すれば治癒するだろうと。先週会社の先輩と焼き鳥を食べに行ったのがどうやら原因なよう。

夜になっても腹痛は続いていたが、ネットフリックスでドラマを見たり小説を読んだりする元気はあった。久し振りに他人の物語の世界に浸かることができる夜だった。